ずーーーーっと観たくて見逃し続けていた「人生フルーツ」。
今回やっと観る事ができました😭
建築家の修一さん(90歳)と、妻の英子さん(87歳)ご夫婦の暮らしを追ったドキュメンタリー映画。
このお年になっても、元気に自分たちで生活されている様子に励まされると同時に、お二人の何気ない日常のやり取りがとても優しくて、あたたかくて、観ているだけで心が本当にポカポカとあたたかくなりました。
雑木林に囲まれた平屋のお家や、70種のお野菜と50種の果物をお庭で育てて、それを英子さんがとても美味しそうなごちそうに変え、仲良くお二人で一緒に食べる。そんなライフスタイルもとても素敵で、いつかこんな生活が出来たら‥と夢は膨らむばかりでしたが、それ以上に私の心を振るわせたのは、お二人の美しい笑顔でした。とてもキラキラしていて、昔の若かった時よりも年を重ねた今の方がお二人ともとっても綺麗なのです。
日々どんな気持ちで過ごし、コツコツと積み重ねたり磨き続けて来た膨大な「時」が、お二人の内側からにじみ出てきていて、何度も胸が熱くなって、時々私は泣いてしまいました。
どの方向に向かって生きてゆくのか。
日々どんな思いを抱き、他者や自分自身、他の生き物、自然環境とどのように関わるのか。
人生は最後の日まで学びであり、誠実に毎日を重ねながら命を全うしていくこと。
年をとる事や、長く生きるということが、こんなに可能性に満ちたものだったなんて‥。
人生の素敵な先輩方から、あたたかいラブレターを頂いた様な気がしました。
キャッチコピーにもあった「人生は、だんだん美しくなる」。
私もそんな風に生きてゆきたいなと、しみじみと感じた作品でした。
修一さんが「英子さんは僕の最高のガールフレンドです」と言っていたのが本当に素敵で。
87歳になっても言われてみたい‥!(願望)
【ジブリ鈴木敏夫】制作者が語るドキュメンタリー映画「人生フルーツ」
作品の裏話がたっぷり。これも面白かったです‥!