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映画

夢を見ながら生きるってどういうこと?映画「フランシス・ハ」

2018-11-18

先日観た映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」に出ていた女優グレタ・ガーウィグ姐さんの演技がたまらなく魅力的だったので、今回彼女が出演している映画「フランシス・ハ」を鑑賞しました。公開時には、たった4館からのスタートだったそうですが、口コミでその評判が次第に広がってゆき、233館まで拡大され大ヒットを記録した作品だそうです。

 

ニューヨーク・ブルックリンに暮らすグレタ姐さん演じる27歳のフランシスは、プロダンサーを目指している研究生。中々ダンサーとして芽が出ないけれど、親友ソフィーとそれなりに楽しくルームシェアをして暮らしていました。

 

そんなある日、親友ソフィーとの関係性を優先させたことで、BFと破局してしまうフランシス。そのすぐ後には、永遠に続く関係性だと思ていた当の親友ソフィーからは、同居を解消しようと告げられてしまう‥。

 

何はともあれ、グレタ姐さん演じるフランシスが魅力的です!この、なんとも形容しがたい個性、自分の信条を曲げられない、頑固でどこまでいっても自分でしかあれない、不器用だけどまっすぐで憎めないキャラクターがとても愛らしいです。

 

ロマンチックな映像とは裏腹に、描かれている内容はとてもリアルなお話でした。夢を叶えたいけれど、中々うまくいかない現実。周りはどんどん落ち着いていくし、取り残されてしまうようで焦ってしまう。

 

夢を見ているだけでは生きては行けないけれど、夢を見ながら、現実的になるって、どういうこと?フランシスは色んな場所へ行ったり来たりしながら、迷いながら、彼女なりに前向きに生きようとします。

 

本作では脚本を監督とともに共同執筆したというグレタ姐さん。執筆中は自分が主演することは考えていなかったとのことですが、彼女以外にこのフランシスの役が務まるとは思えませんッ!(笑)しかも、本作に出て来るフランシス役の両親は、グレタ姐さんの本当のご両親だったそう!(面白い!)

 

 

ノスタルジックでフランス映画を彷彿とさせるような、モノクロで撮影された本作。なぜわざわざモノクロで撮影したのか?その経緯を、ノア・バームバック監督(グレタ姐さんのプライベートでもパートナーだそう!)はこんな風にインタビューで語っていました。

 

現代的課題を扱うモノクロ映画が大好きだ。僕らが撮ったキャラクターやニューヨークの風景はとても今っぽい感じがする。その時はもっと直感的だったけど、これはモノクロであるべきだと感じたんだ。モノクロにすると、たちまちノスタルジックになってしまうと思う。ロサンゼルスで『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』(原題:Greenberg)を作った後、ニューヨークに戻ったんだ。モノクロで撮影することで、新しい目で街を見ることができた。僕は映画に登場するキャラクターにロマンティックで、新鮮で、喜びに満ちて、おかしくて、切ない映画的な体験をさせたいんだ。モノクロはそれを実現させてくれるよね。

 

 

俳優たちの演技がとてもリアルだったのですが、そこには監督のこだわりの演出があったそうです。

 

あと今回に限り、グレタを除いて、役者全員に脚本を渡さなかった。彼らが出演する部分のページだけ読んでもらっていた。計算された実験とも言えるかもしれない。脚本全体において、それぞれの役柄がどのような機能を持っていたのかは、わからなかったはず。それがすごくいい結果になったと思う。役者によっては難しいと思ったかもしれない。ただ今回の作品にはフィットしたスタイルだった。

 

キャラクターたちの掛け合いもとてもリズミカルで、面白いのですが、監督のインタビューによると、なんと劇中に即興のものは何一つなく、すべて台本どおりだった、とのこと。とてもリアルで呼吸するかのようにポンポン!と繰り広げられる言葉のキャッチボールは、入念に練られたものだったのですね!

 

 

フランシスがこの映画で経験する旅は、置かれた状況に関係なく、誰の人生にだって起こりうることなんだ。人は誰だってある程度現実的な決断をしていかなければならないし、それとおなじように魔法みたいなことだって起きうるんだ。

フランシスの視線の先には、いつだってソフィーがいる。たとえ彼女にとってのドリーマー的人生はいったん終わったとしても、それと同時に、夢が現実になっているともいえる。ソフィーがいるからこそフランシスは、自分が魔法に満ちた現実に生きていることに気づくんだ。

ノア・バームバック監督

 

 

この不思議なタイトル「フランシス・ハ」の由来が、ストーリーの最後に明かされる所は、なんともホッコリしてしまいます。

すべては表裏一体。「正しい生き方」があるわけではない、いけるところまでいってみよう。そんな明るいメッセージが伝わって来る、素敵な映画でした。

 

 

フランシス・ハ(字幕版)
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