映画

ポジティブエナジーを浴びる!
映画「グレイテスト・ショーマン」

2018-05-26

 

現在もロングランで公開が続いている映画「グレイテスト・ショーマン」、遅ればせながらやっと鑑賞しました。最近ちょっと暗い(?)テイストの作品鑑賞が続いていたので、本作の突き抜けたポジティブさは私の気持ちを明るくしてくれ、観ていて純粋に楽しかったです。なんと構想に約8年もかかったという本作は、「ラ・ラ・ランド」で音楽を手がけ一躍有名になったベンジ・パセック&ジャスティン・ポールがまだ無名のときに手がけた楽曲たちが使われているそうです。しかもCMやPVで活躍しているマイケル・グレイシー監督は、なんと本作が映画初監督作品だそうです。

 

 

アメリカではショービジネスの基礎を作ったと言われる、19世紀に活躍した興行師P・T(フィニアス・テイラー)・バーナムの人生をベースにしたミュージカル作品。あらゆる面において史実とは異なるとして批評家からの評価は低かった映画だそうですが、観客の口コミが次第に広がり興行収益を大きく伸ばして行ったそうです。

 

 

幼なじみの貧しい仕立て屋の息子バーナムと令嬢チャリティは、階級を超えて愛を育み続けついに結婚。2人の子どもにも恵まれ家族4人慎ましく仲良く暮らしていました。ある日勤めていた会社が倒産したのを機に、バーナムは銀行からお金を借りて事業をスタート。小人症の男、大男、髭の濃い女、全身刺青の男、結合双生児の兄弟など、世間から隠れるようにして生きていた様々な人を集めた、いわゆるフリーク・ショーのサーカスを始めたところ大成功する。夢を叶えて、生活は豊かになっていったが、バーナムは次第に成功の光に眼がくらみ「そもそも何のために成功したかったのか」を見失ってしまい‥。本作のあらすじをざっと書くとこんな感じでしょうか。

 

も〜何はともかく、主人公バーナム演じるヒュー・ジャックマンが何をしていてもカッコいい(笑)

 

奥さん役のミッシェル・ウィリアムズは本当に何を演じても上手で、大好きな女優さんの1人なのですが、今回のチャリティ役はこれまで観たどの役よりもキラキラと輝いていてとっても綺麗でした。

 

最近はすっかり歌やダンスはご無沙汰だったザック・エフロンが、「ハイスクール・ミュージカル」や「ヘアスプレー」以来約10年ぶりにミュージカル復活。以前よりも格段にレベルアップした技術と、久しぶりに劇中で楽しそうに踊る彼が観れて何だか懐かしくて嬉しかったです。

 

もうこれは彼女が主人公なんじゃないかっていうくらい、圧倒的な存在感を放っていた髭女役演じたキアラ・セトル 。彼女が歌うThis is Meがあったからこそ、この映画の成功があったといっても過言ではないはず!

 

ゼンダイヤのスタントマンなしの空中ブランコのパフォーマンスはとにかく圧巻!歌もダンスも華があって、ついつい彼女が出ていると目が行ってしまいます。このピンクヘアーもとっても彼女に似合っていて可愛いです!

 

バーナムがイギリスで出会ったオペラ歌手を演じたレベッカ・ファーガソンが舞台で歌う「Never Enough」が好きだったのですが、実は音声はレベッカ本人ではなくLoren Allredのものが使われたそう。しかしレベッカさん、どのカットもザ・女優でお綺麗でした‥(うっとり)

 

バーナム夫婦の2人の子どもたちもとっても可愛い!

 

この映画のテーマ曲と言っても過言ではない有名な「This is me」は、なんとベンジ・パセック&ジャスティン・ポールがフライト中に機内でパソコンを広げてほぼ作曲した、なんていうビックリエピソードも。この曲が高らかに歌われている有名なシーンも勿論素敵なのですが

 

 

個人的にはヒューとザックが酒場で、リズミカルに歌い踊りながらビジネス交渉するシーンや

 

ヒューとミッシェルが屋上で楽しそうに仲良く歌い踊るシーン

 

そしてザックとゼンダイヤがアスリート並みに空中を舞いながら、愛をダイナミックに踊り歌うシーンも素敵です。

 

幅広い年齢層の人達が明るい気持ちで楽しめるエンターテイメント作品であると同時に、「ありのままであること」「夢を追うこと」「自由であること」「家族や仲間を大切にすること」といったストレートでピュアな人生讃歌でもあります。キャストやスタッフたちの仲の良さがスクリーンからにじみ出てきて、皆演じるのがとっても楽しそう。難しいこと(?)は取りあえず脇に置いておいて、画面から溢れる映像美とポジティブな音楽のシャワーを浴びてシンプルに楽しみたい一作です。

私たちはもしかしたら、歌ったり踊ったりしながらコミュニケーションを取ったほうが、人生はもっと楽しくなって、お互いのことを分かり合えるんじゃないかしら?なんて思ってしまう程、ミュージカルが持つパワーを感じた作品でした。

 

 

この映画製作がまだ決まっていない段階で行われたワークショップのワンシーンも有名ですよね。沢山の人の感情や熱が重なったパワフルなエネルギーが伝わって、胸がぎゅっとなってしまいます↓

 

 

 

 

 

グレイテスト・ショーマン(サウンドトラック)
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