「彼女はキレイだった」「キルミーヒールミー」と、ファン・ジョンウム姐さん主演の作品が面白かったので、2016年の作品「運勢ロマンス」も今回観てみました。この脚本を読んで、自分がシム・ボニ役を是非演じたいと思った!と姐さんがインタビューで語っていたように、やっぱりジョンウムさんが選ぶ脚本は、明るくて安心してみる事ができます。
まずとてもビックリしてしまったのは、チェ・スホ役のリュ・ジュンヨルさんの存在。私の数少ない韓国ドラマ視聴歴による勝手なステレオタイプなのですが、これまで観たドラマでは、観ているこっちが心配になってしまうほど、出演者たちの容姿に入念なお手入れが入っていて、隅々まで演出されたリッチなビュジュアルが大変印象的でした。これはきっとお国柄なんだと私は思い込んでいたので、今回新たに出会ったリュ・ジュンヨルさんのナチュラルでサッパリした佇まいと、その存在感に、とっても興味を惹かれました。
気になって調べてみたところ、リュ・ジュンヨルさんの人柄が垣間みれるこのインタビューを発見。 他のアイドルスターと比べると少し遅いデビューだったというリュ・ジュンヨルさん。無名時代を数々のアルバイトで支えていたそうですが、彼自身は焦りは無かったと語っていました。
「水が流れるように自然(に)行ってみると いつかは必ずよくなるだろうと信じていたオーディションに落ちた日 打ちのめされても すぐにまた挑戦する「回復弾力性」が私の最大の強みだ」
また容姿についても「私は容姿に自信があるというよりは コンプレックスがない方に属する」として、俳優業における容姿についてもこんな風に発言していました。
「外見は 俳優を評価するいくつかの基準のひとつですさらに 大衆が願う外見の基準は 時間の経過とともに継続して変わりました彫刻のような美形に整形することもあるだろうが そこに許容される手間ひま コストは本を一冊でもより多く読み 心をより正しく整えることに費やすのが素晴らしい俳優になるために 良いことだと思いました」
素敵♡このインタビューを読んで、益々彼の他の作品も見てみたくなりました!
今回の役柄は、IQ200の頭脳を持つ天才チェ・スホ。ゲーム会社の社長なのですが、そのクールすぎる性格のせいで、リリース予定だったソフトを、部下の裏切りによって阻止されてしまいます。
そんな窮地に陥っている際に偶然出会ったのが、姐さん演じるシム・ボニ。ボニは2年前のある日、唯一の家族である妹が事故に遭い、途方に暮れていた際、偶然ある占い師と出会います。
占い師は、これまでのボニの人生で続いた数々の不幸は、全部彼女のせいであり、妹の事故も彼女のせいだと告げます。ボニはそれを信じてしまい、熱心に占い師の言う通りのことを行ったところ、妹は手術で一命を取り留めます。孤独なボニの心は、その後も一命を取り留めたものの昏睡状態が続く妹を助けたい一心で、すがるように占いやおまじないに傾倒してしまいます。
自分の人生を生きる事を諦め、できるだけ周囲の大切な人たちを傷つけないようにと配慮しながら生活しているボニ。彼女が、行く所行く所で、お札や塩や豆にラッキーアイテムの数々で結界を作りながら過ごしている姿は、何ともいえない孤独感と迫力が‥。
前回観た「彼女はキレイだった」でジョンウム姐さんが演じた、”綺麗じゃない”という設定だったヘジン役の方が実はオシャレだったのでは‥??と思うほど、今回のドラマでのスタイルは、何だか全体的にあか抜けない印象がありました。でも、ショートヘアもファッションも、このなんだかモッサリした感じがリアリティをこのドラマとボニというキャラクターに与えていて、個人的にはとても好感が持てました。
身体のラインを隠したロングスカート&重ね着、時々スカートon ズボン
そして靴下&サンダルという素朴さ。確かに、「自分が幸せになるなんて贅沢」と考えている今回の役柄の性格を考えると、このファッションスタイルは大正解!しかも冷えとりファッションの参考にもなるかも?(笑)
本作では過剰に着飾ったヴィジュアルの美しさが邪魔しなかたことによって、かえって彼女の自然な表情や仕草、キャラクターからにじみ出てくるような内面の魅力がよく味わえた気がします。今までジョンウム姐さんが演じたキャラクターの中で、私はこのボム役が1番可愛らしく感じられました。
ドラマ前半ではラブコメディ女王ファン・ジョンウムさん18番の演技が顕在。この姐さんの何とも言えない顔
何かの動物みたいな顔が、たまらなく好きです(笑)
一方、幼少期から天才と世間で認知されていたため、人知れず沢山の苦労をしてきた天才チェ・スホ社長。最初は、他の人達にもそうしているように、冷たくシム・ボニをあしらったり、「占い」に振り回されている彼女を馬鹿にするのですが、次第にその存在が気になってゆきます。
色んなシーンで、このチェ・スホ社長はさりげなくシム・ボムのことを助けたり、アドバイスをしたり、また恋愛の駆け引きをシム・ボムとするのですが、その方法がとても理性的で論理的。他のドラマだったら殴り合いになったり、力づくに争ったり、感情的に喧嘩するようなシーンも、さすが天才キャラ。冷静に状況を俯瞰し、頭脳で解決してしまうところが、魅力的です!
チェ・スホの論理的な思考を伴った愛情がシム・ボムの心をほどき、また同時に、シム・ボムの温かい非論理的な愛情がチェ・スホの傷を次第に癒していくのが印象的でした。
天才チェ・スホのチャーミングで奇怪な行動の数々も
確かに異彩を放っていて独特なのですが
だんだんと可愛く見えて来て、クセになってきます♡
シム・ボムの幼なじみで有名テニスプレイヤーのゲリー・チョイも、
チェ・スホの幼なじみで現在ゲリー・チョイのマネージャーであるエイミーも、いい人。しつこくなくてサッパリしていて好感が持てます。
エイミーさんは、だんだんBoA さんに見えてきた映像マジック(笑)
ボニの親友もかわいい♡犬猿の仲だったカフェのオーナーとの関係性も楽しかったです♪
メインキャラクターの2人だけに限らず、このドラマに出て来るキャラクター達は、皆それぞれ自分自身の中にある、目には見えない「壁」を乗り越えて、ストーリーが終わる頃には穏やかに変わって行く姿が描かれています。
撮影されたロケ地も素朴で、色んな意味で終始リラックスした印象のこのドラマ。派手さや、ドロドロの人間関係や、劇的なストーリー展開もありませんが、観ていてとても心温まる、幸せの種がちりばめられている、優しい作品でした。
♡
「キルミー・ヒールミー」と本作を観た人には楽しめる裏話です! ↓
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2046590
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