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アニメ

続きは現実で!視聴者の人生や生活を応援する
アニメ「グラスリップ」

2015-10-22

アニメなんて、本当にいつ以来でしょうか‥‥(非常に遠い目)
しかも十代の甘酸っぱい話‥ !(再び遠い目)
ある日チャンネルをまわしていると、偶然やっていたアニメ「グラスリップ」の再放送を見かけました。
いつもなら反射的にスルーするのですが、「‥あれ??」
少し観てみると、妙な違和感が‥。何かが引っかかるのです。
ちょっとスピリチュアルな香りを感じつつ、後日そのまま全話(!)を観てしまった、という私にとって不思議な経験をした作品です。

2014年夏に放送されていたこのアニメ、福井県にある実際の港町を舞台にしているそうで、背景や建物、空や海、空気感の描写がとても丁寧に描かれていて、何とも綺麗な映像でした。自治体や企業とのコラボで、実際の場所を舞台にしたアニメが増え、街おこしや観光等にも繋がっているそうですね。私が幼少時代に見ていたアニメたちとはまた違ったアニメの可能性の広がりに、思わずうなってしまいました。


ニワトリ達を始め、虫や鳥達も生き生きと描かれてました。

高校最後の年。卒業を控え、地元でずっと一緒に過ごして来た大好きな仲間達と離れたく無いなぁと思っている、主人公の透子。そこに、自称 / 未来予知能力を持つという転校生の駆が登場し、透子や彼女の仲間達はそれぞれの日常に変化してゆく、というお話。「未来が見える」というと非現実的なファンタジーストーリーかと思われるかもしれませんが、あくまでもそれは表現の手法のひとつであって、この作品が持つ主軸メッセージはとても現実的でした。


個人的にツボだったのは、この転校生の駆くんのユニークな動向の数々。自宅の庭にテントをはって寝泊まりしていたり


自分の分身と語り合うシーンなど、「おおっ、そうきたか!」と見ていて楽しかったです(笑)以前、女優の常盤貴子さんの旦那さんでもある、演出家の長塚圭史さんがトークイベントで、自身の劇団の役員の1人は実は架空の人物で、自分のイマジネーションの中で存在してる人物だと話していたのを思い出しました。いつも重要なミーティングは彼(架空の人物)と自分の間で行うそうですが、ビジュアルにすると駆くんみたいな感じなのかもしないな、と感じました。

ストーリー中、未来予知として見えたイメージを駆は「未来のカケラ」と呼ぶのですが、それが実際本当に”未来を予知”しているかどうかは、アニメの中では断定されてはおらず、むしろ、そう駆自身が信じているという事、そして「本当にそうなのかな?」と疑問に思い、彼自身が変化していく様子が描かれています。それぞれ6人のキャラクター達が自分自身と向き合い、変化&成長していく姿を通して、変化を恐れて過ぎた過去や、まだ訪れていない未知の未来にしがみつくのではなく、”今”を生き続けるという事を、さわやかに促している作品のように個人的に感じました。冒頭にも書きましたが、アニメのためのアニメではなく、アニメを観ている鑑賞者の実際の生活に回帰しようと試みてる表現方法も、何だかとても面白いなぁと思いました。

 

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▶スピリチュアル的にも面白かったです