時空を超えた人魚と人の絆とカルマ
ドラマ「青い海の伝説」

「星から来たあなた」のチョン・ジヒョン姐さんと脚本家パク・ジウンさんが再タッグを組んだというドラマ「青い海の伝説」。宇宙人の次は、なんと人魚!     私はこのドラマで初めて知ったのですが、アジアでも大人気のスターという俳優イ・ミンホさん。ジヒョン姐さんと並ぶと、ビジュアルだけでも二人のスターオーラが画面いっぱいに華やかです‥!(眩しい!)   スペインでひょんなこと…

愛から逃げないで
既存のジャンルを超越した映画「嫌われ松子の一生」

以前観た「ビューティー・インサイド」のパク監督と同じくCMディレクター出身である中島哲也監督の作品が、気になってしまい。既に鑑賞済みの「嫌われ松子の一生」を、とても久しぶりに手にとってみました。     本作を初めて鑑賞したのはもう随分と昔ですが、自分の中では、「面白かった作品」として長らく記憶に残っていました。今回改めて鑑賞してみたら、古くさく感じるかな?もう好きではなくなっ…

夢を見ながら生きるってどういうこと?映画「フランシス・ハ」

先日観た映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」に出ていた女優グレタ・ガーウィグ姐さんの演技がたまらなく魅力的だったので、今回彼女が出演している映画「フランシス・ハ」を鑑賞しました。公開時には、たった4館からのスタートだったそうですが、口コミでその評判が次第に広がってゆき、233館まで拡大され大ヒットを記録した作品だそうです。   ニューヨーク・ブルックリンに暮らすグレタ姐さん演じる2…

頭でっかちな人生にサヨナラ!
映画「マギーズ・プラン幸せのあとしまつ」

「夫を、元妻に戻す計画を立てる‥」という一見突拍子もないストーリーが面白そうで、公開当初観に行きたいなぁと思いつつも逃していた、映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」。今回オンラインでやっと観れたのですが、ストーリーも、美術セットやファッションも、音楽も、隅々まで美しく整っていて、終始映画全体には明るいムードが流れていました。   社会人になってから半年以上男性とつき合ったことのない…

「私」と「あなた」を繋げているものは?
映画「ビューティー・インサイド」

    物事を斜めかつ距離を持って眺めるその視点が大好きなコラムニスト辛酸なめ子さんと、ブロガーまつゆうさんのこの対談で名前が挙がっていた韓国映画「ビューティー・インサイド」(2016)。起きると毎回違った容姿に変わってしまうという不思議な体質を持った主人公ウジンが恋をしたら‥。そんな突拍子もないファンタジーラブストーリーなのですが、年齢も国籍も性別も異なる123名が1人のキャ…

自分の中にある壁を越えてゆく
ドラマ「運勢ロマンス」

  「彼女はキレイだった」「キルミーヒールミー」と、ファン・ジョンウム姐さん主演の作品が面白かったので、2016年の作品「運勢ロマンス」も今回観てみました。この脚本を読んで、自分がシム・ボニ役を是非演じたいと思った!と姐さんがインタビューで語っていたように、やっぱりジョンウムさんが選ぶ脚本は、明るくて安心してみる事ができます。     まずとてもビックリしてしまったの…

愛によって互いの魂を開放していく
映画「リリーのすべて」

      その端正な顔立ちも勿論素敵なのですが、作品を選ぶセンスがデビュー時から絶妙に良くて大好きな俳優の1人、エディ・レッドメイン。年々演技力が益々神憑ってきていて、「博士と彼女のセオリー」では文句無しのアカデミー賞主演男優賞も受賞。(その時のスピーチがまた可愛い‥)本作「リリーのすべて」でもトランスジェンダーという難しい役も繊細に演じていて、実際にいたアイナーと…

宇宙人と人間の時空を超えたSF純愛
ドラマ「星から来たあなた」

  主人公のト・ミンジュンは、素性を隠しながら地球に暮らす“宇宙人”。そんな彼がワガママだけれどどこか憎めない“トップ女優”チョン・ソンイと初めての恋に落ちるが、地球にいられる期限は3カ月後に迫っていて…!?   あらすじを読んで、ふ〜ん昔見た「ロズウェル星の恋人たち」みたいな宇宙人と人間のSFサスペンスかな?と気軽な気持ちで見始めてしまったら最後‥!ロズウェルのようなオカルト…

自分の人生は助演ではなく、主人公を!
ドラマ「彼女はキレイだった」

最初このドラマのタイトルを見たとき、なんてタイトルだー!と思いました。だってキレイ「だった」って過去形なんだもの‥。そんな気になるタイトル「彼女はキレイだった」に惹かれて見始めてみたのですが、なるほど、そういうことね!と制作者側の意図に納得。魅力的なキャラクターと絶妙なキャスティング、そしてそれぞれのキャラクターにぴったりのファッションの数々に、最後まで楽しく見ることができました。   …

人を「信じる」と「信じない」の間にあるもの
映画「怒り」

  決して明るくないストーリーなのははじめから分かっていたのですが、どうしても気になってついに観てしまいました、映画「怒り」!とても映画らしい映画で、作品としてしっかりと昇華されていたので、私は変に感情移入したりズルズル引きずることもなく、サラリと味わうことができました。     東京、千葉、沖縄の3つの土地を舞台に、未解決の殺人事件の容疑者と目される3人の男と周囲の…