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ドキュメンタリー

レオ様渾身のドキュメンタリー 映画「地球が壊れる前に」

2017-07-06

前回アップした、ドキュメンタリー映画「What the health 健康って何?」(2017)と「サステイナビリティ(持続可能性)の秘密」(2014)から、引き続き環境問題のドキュメンタリーです(笑)

かねてから環境問題を訴え続けて来た、俳優レオナルド・ディカブリオが国連大使に就任。2年をかけてフィッシャー・スティーヴンス監督と共に制作した昨年公開の作品です。

 

 

世界各地で起こっている環境問題による被害の実態を、自らの目で確かめに行くレオ様。

果敢にインタビューにも試みているのですが、普段喋っていないであろう他の分野の人達とのやりとりは、どこかぎこちなく。純粋に「この地球を救いたい」という情熱だけをリュックにつめて、世界中をディスカバーしてゆくレオ様の姿は、いつもの映画PRインタビューのような圧は無く、まるで少年のようでした。

前回紹介した「サステイナビリティ(持続可能性)の秘密」(2014)では、エグゼクティブプロデューサーとして名前もクレジットされているレオ様。その作品の中で、「環境問題の主な原因に家畜がある」としているのにも関わらず、2年後の2016年の作品である本作の中では、そのことに少ししか触れていなかったことに、個人的には違和感を感じずにはいられませんでした。

唯一インタビューしたバード大学・環境物理学研究教授ギドン・エシェル博士は、「森林破壊を促進しているのは牛肉の生産だ」というのですが、「食べる肉を牛から鶏に変えるとか、時々別の食材に変えるとかでも効果はある」とちょっと緩いのです。牛肉の何が問題かについても、育てる為に必要な膨大なエネルギーや広大すぎる土地、牛たちが出すメタンガスを挙げていましたが、「サステイナビリティ(持続可能性)の秘密」(2014)では、牛肉だけではなく乳牛について、そして家畜全般についての影響をもっと詳しく説明がされていました。

長い間、環境問題に取り組み、問題を呼びかけ続けているレオ様ですが、彼がヴィーガンという記事は私が探した限り出て来ず、変わりに「菜食主義を関する演説後にステーキを平らげた」なんていう記事が(笑) 確かに本作でも、家畜についてのインタビュー中「(牛肉の消費量を減らすのは)可能だと思いますか?牛肉は我々アメリカ人の食生活では欠かせない食材です」といぶかしげに反応していたレオ様でしたが‥‥。

What the health 健康って何?」(2017)と「サステイナビリティ(持続可能性)の秘密」(2014)のメッセージの切れ味が強烈すぎたので、私にとって本作は、何だかレオ様の豪華な社会科見学の色が抜けず‥。もしかしたら編集の段階で、企業や団体、政府の規制が入っているのでは‥とまで疑いたくなる様な、作品全体になんとなく流れる歯切れの悪さが気になりました。

前回見た2作のドキュメンタリーを見ずに本作を見ていたら、また違った見え方もあったかもしれませんが、私にとって本作は環境問題について、というよりも、地球を愛するレオ様を追った自伝的な作品のような、国連大使レオ様の名刺のような作品に感じました。

 

長年フィルムで様々な役を演じて来た、人間レオナルド・ディカプリオと、彼が見つめる世界観が垣間みれる貴重な作品となっております!

 

 

地球が壊れる前に (字幕版)
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