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映画

恋とは一体何ぞや?
映画「Her/世界でひとつの彼女」

2014-08-04

 

スパイク•ジョーンズ(Spike Jonze)監督作品her / 世界でひとつの彼女」(her /2013) 。舞台は近未来のLA。元妻との関係を引きずったままでいた主人公セオドアが、最新人口知能OSの彼女サマンサとの恋愛を通して、再び人生の豊かさを取り戻し、そして再び失恋。その様子に「恋愛ってなぁに?」「私たちは一体何を求めていて、そして恋って‥ 誰とするもの?」疑問符がジワジワと上がって来るストーリー展開は、さすがスパイク•ジョーンズ。

 スパイクといえば

 

あの有名なマルコヴィッジの穴Being John Malkovich  / 1999) や

  アダプテーション(Adaptation / 2002)

かいじゅたちのいるところ

Where The Wild Thing Are (2009)

などの作品で知られ

また

ウルフ•オブ•ウォールストリート (The Wolf of Wall Street /2013) などでは、

俳優をやったり

ビヨーク (Bjork)triumph of a heart (2005)などのMVも撮っていたりする奇才。

 

そしてこの甘い顔(笑)

来日時に受けたインタビュー記事の中で、スパイクが毎回繰り返し話していたのは、これはテクノロジーについて危惧するSF映画ではなく、人間同士がつき合うということが一体どういう事なのかを考えた作品である、という言葉でした。

で、

今回脚本も自分で書いたというスパイク。さぞ、自身の恋愛観もたっぷり入っているのでしょう。という訳で、映画「her」をもっと楽しむ為に、簡単にスパイクの恋愛関係をプレイバック★

私生活では

元妻は、あのソフィア•コッポラ監督 (Sofia Coppola)

ちなみに、個人的に好きな2人の画像はコレ

(関係ないけど)

若い!!

その後は

ミシェル•ウィリアムズ ( Michelle Williams ) と付き合ったり

日本人女優の菊池凛子さんとも一時つき合っていた監督は今年44歳。

 

元妻ソ フィア•コッポラ監督の有名なロスト•イン•トランスレーション」(Lost in Translation / 2003)は、ソフィアがスパイクと結婚してた当時、彼の仕事で東京に来た時の経験を元に描かれていて、ヒロインの夫はスパイクをモデルにしてるのでは?とメディアではよく言われているそうです。(これについてソフィアは、以前インタビューの中で、自分の映画のどのキャラクターにも自分自身が入っていると言えるとし、特定の誰かや何かを表象していないとしている)

 

今回「her」の中では、

ソフィアの「ロスト•イン•トランスレーション」のシーンと

似てるセットやカットも多く登場したり、

ルーニー•マーラ(Rooney Mara) 演じる主人公セオドアの元妻が

ソフィアを思わせる様な服装と髪型で登場したり

 

「ロスト〜」で主人公を演じたスカーレット•ヨハンソンが、「her」では主人公が恋する人口知能OSサマンサの声を演じている事から、この作品はスパイクからソフィアの映画「ロスト〜」への返事では?もしくは、遅れて届いたラブレター?と推測する人が多いのもうなずけます。

でも、ユーモアセンス抜群のスパイクの事。きっとそういう観客のイメージを逆手に取って、わざと作っている気がしてならない!彼自身の個人的な要素をスパイスとして使う事で、よりこの映画にエンターテイメント性と多面的な視点をプラスしつつ、ストーリーの根底には、万人に共通する普遍的な問いを残す。なぜ人は誰かと関係を持とうとするのか?私たちの間と『私』の中では一体何が起きていてそして、何を相手に求めているのか?

最新人工知能OSサマンサの存在を使ったユニークな手法で、観客達に、そしてスパイクも彼自身に問いかけている気がします。とにかく、繊細な視線で丁寧に切り取られたイメージ達と、それを彩る音楽がとても美しく、切ないくらい豊かな感受性が伝わってくる作品でした。

 

http://her.asmik-ace.co.jp/